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物流連、就活セミナーを継続、小中高生向けPRも実施へ

2016/03/07

(一社)日本物流団体連合会は3月3日、都内の尚友会館で「第10回人材育成・広報委員会を開催した。 

委員会冒頭で、挨拶に立った斎藤充委員長(日本通運(株)代表取締役副社長)から「3月1 日より就職活動が本格的にスタートした中で、物流業界インターンシップ、物流業界研究セミナーなど、地道な取り組みの成果として少しずつ物 流業界を志望する学生が増えてきたことは大変喜ばしいことであり、今後は採用した人材の能力を発揮できるような環境整備や、長期的な人材育成のための仕組みづくりに積極的に取り組む必要があり、 課題であると認識している。就職活動が短期決戦と呼ばれる中で、学生と真摯に向き合い、お互いが 満足するような結果を残すことが重要になってくる」との発言があった。

議事では、事務局からの年間活動報告の中で「応募・採用実績調査」の報告が行われ、平成26年度に開催された「第1回物流業界インターンシップ」と「第1回物流業界研究セミナー」に参加した学生の約30%が参加企業の採用選考に臨んでいることが明らかとなった。

企業ブースを訪問した学生の65%が採用選考に応募してきた企業もあったとの報告があり、今後も継続して物流業界について理解を深めてもらう機会を提供していくことの重要性が認識された。

続いて今年1月に開催された「第2回物流業界研究セミナー」の報告が行われ、同セミナー後の アンケート結果から、回答した94%の学生(588人)が物流業界に対する興味が上がったと回答していると説明があり、より多くの学生に物流業の重要性、先進性を伝えるこの活動を次年度も継続して実施していくことが確認した。

最後に平成28年度事業計画の説明が行われ、インターンシップ/業界研究セミナーの開催といった継続事業に加え、新規事業として「小中高生に対する新たな取り組み」について具体的に検討していくことを確認した。今後「ロジスティクス PRグループ~物流いいとこみつけ隊~」と意見交換を重ね、具体的な施策に取り組んでいく。そのほかの継続事業としては、「物流見学ネットワークの充実」や「大学寄附講座の継続と物流連会員への開放」、「ホームページの拡充」などの計画が報告された。

委員会の様子

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