2016/02/29

(株)ZMPは2月26日、経済産業省が主催する第2回「日本ベンチャー大賞」で、経産大臣賞(ベンチャー企業・大企業等連携賞)を受賞した。同社が(株)ディー・エヌ・エーとソニーモバイルコミュニケーションズ(株)との連携により、新事業を創出した実績が評価された。

ディー・エヌ・エーとの連携では、昨年5月に合弁会社ロボットタクシー(株)を設立。ZMPが持つ自動運転技術と、ディー・エヌ・エーのインターネットサービスにおけるノウハウを連携させ、自動運転車両を活用した新しい交通サービスの開発を行っている。

また、ソニーモバイルコミュニケーションズとは昨年8月、合弁会社エアロセンス(株)を設立した。同社では、自律型無人航空機(ドローン)による画像撮影とクラウドによる画像データ処理を組み合わせた産業用ソリューションを、建設や物流、農業などの産業に展開しているところだ。

日本ベンチャー大賞は昨年、社会的なインパクトのあるベンチャー経営者を称えるために創設された。第2回となる今回は、87件の有力ベンチャーから応募が寄せられ、経産省が事務局をつとめる「ベンチャー創造協議会」メンバーの代表・有識者による審査委員会が選考を実施し、内閣総理大臣賞、経産大臣賞、審査委員会特別賞の受賞者を決定した。