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センコーが4月1日に機構改正、不動産開発新会社など準備

2016/02/26

センコー(株)は2月25日、平成28年4月1日付の機構改正と人事発令を発表した。

1.本社機構について
(1) 管理機構について
 1 センコーユニバーシティ設立担当の設置
 ・次の100年に向けた事業展開を確かなものにしていくため、センコーグループの事業領域で最 先端のナレッジとスキルを有する人材を戦略的に育成する社内大学設立の準備を目的に『セン コーユニバーシティ設立担当』を設置する。

 2 経営戦略室に『センコー・リアルティ設立準備室』の設置
 ・経営戦略室に、中長期的な観点でエリア戦略に基づいた拠点展開を実現し、グループ横断的 な不動産開発を行う新会社の設立準備のため、『センコー・リアルティ設立準備室』を設置する。

  3 経営戦略室に『外国人就労支援準備室』の設置
 ・経営戦略室に、日本で就労を希望する外国人に対し、就職斡旋や生活環境改善等のトータル 的な就業支援を行う新事業推進のため、『外国人就労支援準備室』を設置する。

  4 人材教育部に『教育担当』の設置、及び『人材開発グループ』の発展的解消
 ・人材教育部に『教育担当』を設置し、教育プログラムの充実を図る。尚、『人材開発グループ』は 発展的に解消する。

 5 安全品質環境管理部の『安全管理グループ』と『健康推進グループ』の統合
 ・ 『安全管理グループ』と『健康推進グループ』を統合し、『安全衛生管理グループ』を設置するこ とにより、効率的な組織運営を図る。

 6 生産管理本部の『タイ事務所』の名称変更
 ・ ASEAN地域における事業展開と管轄エリアの拡大に伴い、『タイ事務所』を『ASEANエリア 事務所』に名称変更する。

 7 社長室の『施設管理グループ』の廃止
 ・ 『施設管理グループ』はセンコー・ファシリティーズ(株)に業務を移管したため廃止する。尚、本 社管轄の遊休不動産管理は引き続き社長室にて担務する。
 

(2) 営業機構について
 1 ライフサポート事業推進本部の設置
 ・ 新事業の創出と新たな事業領域への参入を成功させるために、『ライフサポート事業推進本部』 を設置する。
 ・ ライフサポート事業推進本部には、下記の部室を設置する。
  『事業企画室』…推進本部全体の企画、運営を行うと共に、事業創 出の初期段階のための調査、研究及びM&A等を 担務する。
  『ホテル事業準備室』…ホテル事業の計画推進を担務する。
  『ライフサービス事業推進部』…ホームビジネス、介護、ヘルスケア等の事業を担務 する。
  『リビングサービス事業推進部』… 住居関連サービス等の事業を担務する。
  『農業ビジネス事業推進部』…農業事業、ファーム事業を担務する。
  『プランニング事業推進部』…各事業推進部のカテゴリーに入らず、今後、独立し た事業推進部を形成する可能性のある事業を担務する。
 
 ・ 『ライフサポート事業プロジェクト担当』及び『農業事業化プロジェクト担当』は、『ライフサービス 事業推進部』と『農業ビジネス事業推進部』がそれぞれ担務するため、廃止する。
 ・ ロジスティクス営業本部『引越営業部』は『リビングサービス事業推進部』に包含し、発展的に解 消する。

 2 ロジスティクス営業本部に『九州営業部』の設置
 ・ 九州地区の量販系荷主の更なる拡大及びエリア営業強化に向けて、ロジスティクス営業本部 内に『九州営業部』を設置する。

 3 ケミカル物流営業本部の『ケミカル物流第1営業部』『ケミカル物流第2営業部』の名称変更
 ・ 取扱い商品に応じて、石化樹脂、液体原料や燃料など原料系の営業を中心とした『ケミカル物 流第1営業部』を『ケミカル物流営業部』に、ケミカル系原料を素材として加工された成形品の 営業を中心とした『ケミカル物流第2営業部』を『成形加工品物流営業部』に名称変更する。

 4 ファッション物流営業本部の『アパレル物流営業部』『百貨店物流営業部』の名称変更
 ・ 業態 (アパレル・百貨店)に関わらず、顧客を地域単位で対応するため、『アパレル物流営業 部』を『東日本営業部』、『百貨店物流営業部』を『西日本営業部』に名称変更する。
 

2.支店機構について
(1) 九州地区の支店機構改編
 ・ 九州地区における支店・グループ会社間で重複する拠点を統合し、組織の効率化と管理体制の強 化及び更なる地域密着化による業務拡大を図る為、『九州主管支店』と『東九州主管支店』に再編 する。
 ・ 『延岡支店』と『南九州支店』を統合し、『東九州主管支店』とする。但し『南九州支店』の熊本営業 所については、『九州センコーロジ(株)』に移管する。
 ・ 『北九州支店』は、『九州主管支店』から『東九州主管支店』へ管轄を変更する。
 ・ 『延岡業務センター』を『東九州業務センター』に名称変更し、『東九州主管支店』と『北九州支店』 を管轄する。

(2) 『静岡支店』の『名古屋主管支店』管轄内への編入
  ・ 浜松を中心とした量販系物流の効率化並びに売上拡大、及び名古屋主管支店との連携を強化す るため、静岡支店を名古屋主管支店の管轄内へ編入する。

(3) 『東東京支店』の発展的解消
 ・ 『東東京支店』を発展的に解消し、『東京主管支店』に統合する。

3.グループ会社について
(1) 『西関東センコーロジ(株)』の設立
 ・ 厚木地区における新センター稼働に向けた運営会社として、『西関東センコーロジ(株)』を設立する。

(2) 『埼玉センコー運輸整備(株)』の分社化
 ・ 『埼玉センコー運輸整備(株)』を『埼玉センコーロジサービス(株)』と『埼玉南センコーロジ(株)』に分社化 し、それぞれの地域の拡大計画へきめ細かな対応を行い、さらなる拡大を目指す。
  ・ 『埼玉センコーロジサービス(株)』は杉戸、久喜、蓮田、伊奈、加須の各地域、『埼玉南センコーロジ(株)』は戸田、浦和、狭山、越谷の各地域を管轄エリアとする。

(3) 『(株)センコー引越プラザ』の社名変更
 ・ 『(株)センコー引越プラザ』は引越のノウハウを生かした住居関連サービス、施設移転ビジネスに主軸 を置いた新サービスを提供する会社として『(株)センコーリビングプラザ』に社名を変更する。


4.プロジェクト体制について
(1) 『ビッグデータプロジェクト』の設置
 ・ サプライチェーン間競争における物流業の優位性を生かし、ビッグデータを活用した物流ネットワー クシステムを構築し、生産性向上、原価低減、販売促進、新事業創出への活用を研究、推進するた め、『ビッグデータプロジェクト』を設置する。
 

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