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味の素・Mizkan、3月から共同で鉄道往復輸送開始

2016/02/19

味の素(株)と(株)Mizkanは、2016年3月より共同で関東・関西間の鉄道による往復輸送を開始する。これにより同区間におけるモーダルシフト率を高め、CO2排出量の削減を図る。

両社を含む食品メーカー6社(味の素、カゴメ、日清オイリオグループ、日清フーズ、ハウス食品グループ本社、Mizkan)は2015年2月、「食品企業物流プラットフォーム(F-LINE)の構築」に合意し、以降、持続可能な物流体制の実現に向けて、(1)6社共同配送の構築、(2)中長距離幹線輸送の再構築、(3)物流システムの標準化などについて検討を重ねている。

今回の取り組みもF-LINEが進める中長距離幹線輸送の再構築の一環。中長距離輸送ドライバー不足の深刻な状況に対応するものだ。さらに、対象ルートのモーダルシフト率は、味の素とMizkanの2社合計で約50%となり、約25%のCO2排出量削減が実現する。

具体的には、関東・関西の物流センター間の製品の輸送について、味の素では久喜物流センター(埼玉県久喜市)と西日本物流センター(兵庫県西宮市)間をトラックで、またMizkanでは関西第二物流センター(兵庫県三木市)と関東物流センター(栃木県栃木市)間を鉄道とトラックの併用で両社とも片道輸送を行っている。

味の素は関東へ輸送する製品が少なく、Mizkanは関西へ輸送する製品がないことから、鉄道往復輸送については、両社とも単独での実現には至っていませんでした。
今回スタートさせる鉄道による関東・関西間の往復輸送では、往路(関東から関西)で味の素の久喜物流センターから西日本物流センターへ味の素製品を運び、復路(関西から関東)でMizkanの関西第二物流センターから関東物流センターへMizkan製品を輸送する。

輸送体制について

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