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物流連、物流インターンシップの改善など討議

2015/10/26

(一社)日本物流団体連合会(物流連)は10月22日、都内の尚友会館(千代田区)において、人材育成・広報委員会のワーキンググループ「ロジスティクスPRグループ2015~物流いいとこみつけ隊~」を開催し、会員企業・団体の若手社員16名が出席した。

このWGは若手社員の発想を活かして、物流業界のイメージアップ方策を検討することを目的として結成され、本年度で3代目となる。当日は9月7日~11日の5日間で開催した「第2回物流業界インターンシップ」の報告と次年度に向けた改善点について話し合いを行い、活発な意見交換がなされた。特に最終日に行うグループワーク・座談会に対しての課題が検討され、次年度はより参加学生に配慮したプログラムにしていくことが確認された。

また、本インターンシップ終了後に行った学生からのアンケート結果では、参加学生全員が「物流業界に対する理解が深まった」と回答し、業界の認知度向上のためにも改めて本イベントを継続していく必要性があることを認識した。「物流業界に志望したいですか」という質問にほとんどの学生が「志望したい」と回答するなど、物流業界の魅力が十分に伝わった結果となり、本活動の効果が明らかとなった。そのほか「インターンシップの内容」に対する質問には参加学生全員が「分かり易かった」と回答。各社の工夫したプログラムに対する学生の満足度は高く、業界の理解の一助となった。

その後、来年1月16日に開催される「第2回物流業界研究セミナー」のおおまかな概要説明を行った。参加企業は前年度より多く30社を超える見込みであり、より多くの学生に物流業界に触れてもらうためにも告知強化を各社に依頼する考え。

最後に村上事務局長からみつけ隊委員に対して、今後は「小中高生を対象とした物流業界認知度向上施策」について検討を進めてほしいとの要望が出された。これは大学生に対する「寄附講座」「物流業界インターンシップ」「業界研究セミナー」といった物流連の活動とは別に「高校生以下の若年層に、物流業界の重要性を理解・認識してもらうには、いかなる取り組みをすべきか?」ということについて、若手社員の斬新な発想から検討を進めてもらいたいという主旨であるとの説明がなされた。今後WG では「第2回物流業界研究セミナー」のプログラム作りと新たなテーマとな「小中高生を対象とした新たな取り組み」について検討を図っていく。

学生アンケート結果(上)とワーキンググループの模様

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