2015/09/28

DHL Expressは9月24日、2016年1月1日付けで予定している料金体系改定を発表した。日本では平均4.9%程度の値上げになる。同社は220以上の国・地域で、物価変動や安全規制遵守などにかかるコンプライアンス関連のコスト上昇など様々な要素を考慮に入れ、毎年料金体系を改定している。改定幅はその地域の状況に合わせて国ごとに異なっており、同一国内でも顧客との契約内容や取引状況によって異なる。

今回の値上げについて、同社のケン アレンCEOは、「2016年もグローバルで料金体系の改定を行う。これにより、私共のグローバルネットワークへの投資継続および優れた品質のサービス提供が可能になる。2015年もヨーロッパ、アジア、アメリカ地域でハブの新設・拡張を行い、中東やアフリカ地域にも貨物路線の拡充を行うなどの投資を継続し、ネットワークの更なる強化を進める」と説明。さらに、全社に展開している『認定国際スペシャリスト』研修による人材育成を進め、サービス品質の更なる向上に力を注ぐことを強調している。