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大手ビール3社、都内で共同配送実施へ

2015/04/24

アサヒビール(株)とキリンビール(株)、サッポロビール(株)のビール大手3社は4月22日、物流部門での環境負荷の低減および3社のより一層の業務効率化を目指し、東京都の一部エリアで小型車配送の共同化を行うことで合意したと発表した。

工場からは通常、10t車以上の大型トラックで卸店に配送しているが、一部の地域では2~4t車の小型トラックで配送している形態がある。今回、これらの配送を共同化する。2011年8月からすでに相互活用を進めているアサヒビールとキリンビールの拠点に加え、新たにサッポロビー社の拠点を相互活用拠点として位置づけ、東京都の一部小売店に対し、ビール系飲料・洋酒・ワイン・焼酎やグループの清涼飲料水などの商品を対象に順次共同配送を開始する。1次展開として2015年6月16日から足立区・台東区・墨田区・荒川区・文京区・葛飾区の東京都内6区で開始し、2次展開として2015年秋頃から東京都内の他エリアにも順次拡大していく。

この取り組みにより、配送距離の短縮・積載率の向上が実現するとともに、3社合計で、年間の二酸化炭素排出量を約137t(従来比で約18%)削減可能と試算している。

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