[最新ニュース] 経営/政策

国交省、ベトナムで物流人材育成研修を実施

2015/03/10

国土交通省は3月5日、「アセアン地域における物流人材育成支援事業」の実施を発表した。

日アセアン交通連携の枠組みの下、ベトナム運輸省、ハノイ交通技術大学およびホーチミン交通大学と連携。優秀な現地人材の輩出に資することを目的に、現地の大学において、ベトナム、そしてアセアンの物流の将来を担う学生に対し、日本の物流専門家による実践的な講義を実施し、物流実務の知識・ノウハウを提供する。

具体的には「物流技術系研修」を安全管理、車両整備などの物流専門職に関心のある学生10人程度を対象にハノイ交通技術大学で実施。期間は3月9日~12日の4日間。また、「物流マネジメント研修」を将来的な物流事業管理職候補の育成を念頭に、物流学を専攻する学生20人程度を対象にホーチミン交通大学で実施する。期間は3月16日から20日の4日間。両研修とも講義・実習に加え、日系荷主・物流関連施設へのスタディーツアーを実施する予定。

アセアンでは、経済成長に伴いモノの流れが活発化する中、物流分野における人材の育成・確保が課題となっている。昨年12月の日ベトナム物流政策対話や本年1月の日ベトナム交通次官級会合でも、ベトナム運輸省から国交省に対し、物流人材育成に対する協力が要請されていた。

|↑一覧に戻る|