[最新ニュース] 経営/政策

物流連、物流人材確保・認知向上で来年度も活動強化

2015/03/03

(一社)日本物流団体連合会は2月27日、第 8 回人材育成・広報委員会(委員長:齋藤充氏 日本通運(株)代表取締役副社長)を千代田区の尚友会館で開催し、委員24人が出席した。

委員会では、1月に初の試みとして開催した「物流業界研究セミナー」の活動報告があった。事務局からセミナーの概要、集客に結び付けた広報活動、アンケート調査による参加学生の反応と参加企業側の声、次年度開催に向けた課題と改善点について報告があった。その後、参加企業4社から意見や感想の発表があり、就職活動の開始を前にした学生などに物流業界を研究する機会を提供することは重要であると確認された。

次に、業界の若手プロジェクト(ロジスティクス PR グループ 2013~物流いいとこみつけ隊~)が提案した「物流連英文表記の法人名刷新について」の検討が行われた。このプロジェクトは、現在の物流連の英文法人名「Japan Federation of Freight Industries(略称:JFFI)」の表記を改善し、若い世代にとって物流がより身近な存在となるようなロゴやキャラクター制作につなげ、物流事業を親しみを込めて知ってもらうように活用するのが狙い。会議では、複数の案とアンケート結果が報告され、委員からは改定に前向きな意見が相次いだ。

続いて、委員会の2014年度活動報告と次年度の事業計画について説明が行われた。14年度初めて実施した「物流業界インターンシップ/5days」と「物流業界研究セミナー」は、来年度もさらに充実させて実施すること、継続事業でも「物流見学ネットワーク」の参加者拡大を図ること、学生の「職場体験」は中学生のみならず、高校からの要望にも応えていくことなど活動の充実を目指すこととされた。各委員から来年度以降に向けた期待や要望等が発表され、委員会活動の意義やあり方を確認する貴重な機会となった。

委員会の様子

|↑一覧に戻る|