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郵船ロジ・トランスコンテナ、混載仕立て業務を統合へ

2015/02/04

郵船ロジスティクス(株)(YLK)と(株)トランスコンテナ(TCL)は1月30日、海上混載事業を強化するため混載仕立て業務統合に向けた協議の開始を発表した。この協議ではYLK からTCLへの将来的な資本参加も視野に入れる。

YLKとTCLは共に日本郵船(株)のグループ会社。これまで独自に小口海上貨物を一つのコン
テナに混載して運送する海上事業を行いつつ、2010年10月から時宜に応じて両社の有する小口貨物をまとめる Co-Load を行うなどの形で協業してきた。今後さらなる競争力強化を図り、輸送品質向上およびサービスレーン拡充を通じて顧客の物流ニーズに的確に応えていくため、効率的な事業運営を検討する必要があるとの判断で一致した。

今後、日本におけるトップクラスのコンソリデーター(海上混載業者)を目指して協議を進める。検討項目は(1)日本発着の取扱い物量の増加、(2)サービスレーンの拡充および輸送品質の向上を第一義として顧客の真のパートナーとなる、(3)業務システムの統合による業務の効率化・コスト競争力の向上-の3点。

2015年4月以降をめどに基本合意書を締結し、TCL 内に共同の混載仕立て業務体制を構築する。その上で、海上混載事業強化のための施策を実行する予定。

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