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国内食品メーカー6社、共同物流プラットフォームを構築

2015/02/04


味の素(株)など食品メーカー6社は2月2日、共同配送を行う“食品企業物流プラットフォーム”の構築に合意したと発表した。

企業毎に個別化している物流体制を共同化して、より効率的で安定した物流力の確保と食品業界全体の物流インフラの社会的・経済的合理性を追求する。プロットフォームに参加するのは、味の素(株)、味の素(株)、カゴメ(株)、(株)Mizkan、日清オイリオグループ(株)、日清フーズ(株)、ハウス食品グループ本社(株)。

今後、業界全体で“食品業界およびそのサプライチェーン全体の発展”に資する効率的で安定した物流体制の実現などにより物流品質の向上を目指す。各企業単独では解決困難な昨今の“トラックドライバー不足”や“行政の指導強化の取り組み”といった物流環境の激変に対応しながら、CO2削減など、環境保全の社会的責任を果たしていく考え。

具体的には、まずドライ品(常温保管商品)の6社共同配送の検討を行い、“物流拠点の共同利用”や“高密度エリア配送(配送を集約してトラックの積載効率を高める)”を通じて、輸送効率の向上を図る。併せて“中長距離幹線輸送の再構築”や“物流システム(受注基準、納品基準等)”の標準化の検討も進める。

共同配送のイメージ…現行(左)と変更後(右)

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