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三井倉庫・ソニー、物流効率化で合弁事業

2014/12/25

三井倉庫ホールディングス(株)とソニー(株)は12月22日、ロジスティクス事業に関して合弁事業を開始すると発表した。ソニーの物流子会社・ソニーサプライチェーンソリューション(株)に三井倉庫が出資するのに加え、タイとマレーシアのおけるソニーの物流事業もソニーサプライチェーンソリューションの傘下に集約する。

ソニーサプライチェーンソリューションは、現在のIPO事業(国際部品調達)とCSO事業(修理部品の物流企画)をソニーグループの別組織に分離した上で、三井倉庫とソニーのロジスティクス事業に関する合弁会社になる。出資割合は三井倉庫66%、ソニー34%で、ソニーから三井倉庫への株式譲渡価格は約180億円。

ソニーは今回の合弁を通じて、三井倉庫の物流ノウハウや営業ネットワーク活用し、物流の効率化・品質維持向上、コスト競争力の強化を目指す。一方、三井倉庫側はソニーグループの経験豊富な人材とグローバルなオペレーション体制、生産計画と密接に連携した物流企画の立案ノウハウを活用し、部品調達から製造、販売までのサプライチェーン全般を視野に入れたプラットフォーム型サービスの確立、外販物流業務の拡大を目指すとしている。

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