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第5回日中韓物流大臣会合で「シャーシ相互乗り入れ」の拡大等確認

2014/08/27

日中韓3か国の物流担当大臣会合が8月25日、神奈川県横浜市の横浜ベイホテル東急で開催され、環境負荷を抑えた物流政策を進める「横浜宣言」をまとめた。日本は太田昭宏国土交通相、中国の周海濤交通運輸部総工程師、韓国の李柱栄海洋水産相が出席した。


会合ではトレーラーがけん引する荷台にコンテナを積んだまま輸送する「シャーシ相互乗り入れ」の拡大のほか、標準化された物流機材の普及促進に向け、パレットの国家規格、リターナブルパレットの実証事業、また北東アジア物流情報サービスネットワーク「NEAL-NET」の拡大などを3か国で確認した。

相互乗り入れ方式は2012年10月に下関・釜山間で試験的に開始、現在では主に自動車部品の輸出入で活用している。船でコンテナを運び、相手国のトレーラーに積み替える手間を省けるメリットがある。日韓両国は今後、博多と釜山の間でも同様の取り組みを始めることで合意に達した。

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